真珠の種類を見分ける方法


真珠の種類 見分け方

 

真珠の種類 見分け方

見分け方が必要な真珠の種類は、海で核を抱かせて養殖するアコヤ真珠、白蝶真珠に黒蝶真珠、マベ真珠、そして、湖水で養殖する淡水真珠があり、それぞれの真珠には見分け方がさらに難しい芥子(ケシ)と呼ばれる核を抱かせない真珠の種類があり、それらを模倣したイミテーション真珠もあります。

 

真珠の種類の見分け方の違いは相対的なものになりますので、その点を考慮してご覧ください。

 

まず、イミテーションの見分け方は、珠と珠を合わせて強めにこすって滑らせてみると、真珠であれば抵抗が強く、イミテーションではツルンとしていますが、その感触も相対的なも見分け方として判断できますので、できれば、本物の真珠と比較して試していただければ手ごたえの違いがつかみやすくなると思います。

 

そして、アコヤ真珠と白蝶真珠、黒蝶真珠の見分け方は、まず大きさで、アコヤ真珠はほとんどが8mmくらいまでで、9mmから10mmは極端に数が少なくなって、白蝶真珠や黒蝶真珠の種類は反対にほとんどが9mm前後からで、稀に20mmに近いものがあります。

 

ただし、アコヤ真珠や白蝶真珠、黒蝶真珠は、大きくなればなるほど、真円ではなく、おまんじゅう型やバロック型に近くなる傾向があります。

 

そして、大きさ以外での見分け方は、表面の艶と模様が重要になります。

 

真珠の種類 見分け方

模様といっても種類によって異なる表面の微妙な色合いのことであり、おもに薄い表面の模様の違いが艶に反映される傾向がありますので、そういう観点で模様の説明をします。

 

ひとことで見分け方を言えば、アコヤ真珠はきめが細かく、白蝶真珠、黒蝶真珠は荒めで、これは見た印象だけで、実際に白蝶、黒蝶が荒いのではなく、種類によって違う表面の模様の印象のことです。

 

真珠の種類 見分け方

感覚としての見分け方は、アコヤ真珠はきめが細かく、真円が多く、白蝶真珠や黒蝶真珠は大きめで艶が強く、真円は少なく若干シェイプが流れていて、ちょっと荒めの印象(印象だけ)です。

 

そして、淡水真珠は、形である程度判断できると思いますが、アコヤ真珠や白蝶真珠、黒蝶真珠と同じように真円に近い場合の見分け方の判別方法は”艶”です。

 

例えば、海水浴に行かれたときなど、海に入った後は、体に粘り気を感じることがあると思いますが、海水はさまざまな養分をたくさん含んでいて粘り気があり、真珠の表面にも油分のような粘り気が付着して艶として反映されていくはずです。

 

そのような見分け方のイメージで見ていただくと、真珠から海の香りがしてくる感覚が生まれてくることがあります。

 

それに比較して、淡水は真水なので、表面はさらっとした感じになりますので、それが、真珠にも反映されるはずです。

 

あくまで相対的な感覚で、淡水真珠よりアコヤ真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠は粘り気(艶)があるイメージです。

 

さらに、淡水真珠の技術向上で見分け方を慎重にする必要があり、お手持ちの製品で種類が分からず気になるものがありましたら、鑑別書を取得するのもひとつの方法です。

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