宝石物語 日常のストーリー


家族みんなで乗った車が交通事故で

 

優子は、家族みんなで買い物を兼ねて車で出かけたのですが交通事故に遭って、救急車でみんな病院に運ばれています。

 

そこへ、裕子の親友の絵美がお見舞いに来ました。

 

「絵美、来てくれてありがとう」

 

「何言ってるの、それより、よかったわ、こうして話ができて」

 

宝石物語

「これ、裕子が大事にしているダイヤの指輪よ、看護師さんが取っておいてくれたわ」

 

「よかった、本当にありがとう、見てると涙が出てくるわね」

 

「うん、大変なことがあったけど、これからが大切と思うから頑張ってね、私も応援するから」

 

「そうね、ところで、家族のみんなはどうなっているの?」

 

「うん、確認してきたわよ」

 

「夫は?」

 

「ご主人は腕を骨折しているみたいだけど意識はあるわ、さっき挨拶してきたの」

 

「そう、ふたりの子供たちはどうなの?」

 

「うん、私が行ったときは寝ていたけれど、看護師さんに聞いたら足の骨にヒビが入っていたり、打撲がひどいようだけど、そんなに長く入院しなくても大丈夫そう、って言っていたわ」

 

「よかった、それからお義母さんは?」

 

「それが、お亡くなりになったみたい」

 

「あら、笑わせないでよ、手術した傷口が開いちゃうじゃないの」

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